養子縁組届の書類の書き方

子連れ再婚や婿養子の際などに必要となる養子縁組届。養子縁組は養子と養親が法的に親子関係になることです。養子縁組届を役所に届けることで親子関係と認定され、養親は扶養の義務が発生します。また、相続も実子と同じようになるのが特徴です。

この養子縁組届の書き方は役所に用紙をもらう際に書き方を教えてくれるのですが、持ち帰っていざ書くときに「あれ?ここってどう書くんだったっけ?」と分からなくなることがあると思います。そこで今回は養子縁組の中で普通養子縁組届の書き方を説明します。

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記入する前に(注意事項)

・鉛筆や消えやすいボールペンで書かない。
・養子1人につき1枚です。例えば養子(養女)にする子が3人の場合は3枚の養子縁届けが必要になります。

養子になる人

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養子にする子の情報を書く欄です。

氏名・生年月日

養子になる子供が男性なら左側に、女性(養女)なら右側に名前、ふりがな、生年月日を書きます。
生年月日は「平成」「昭和」などの年号で記入します(西暦やH,Sはダメ)。年号があらかじめ記載してある書式は当てはまらない年号を棒線で消します。

住所・世帯主

養子(養女)となる人の住民票で登録している住所を書きます。
「番地」か「番 号」で当てはまらない方を棒線で線を引いて消します。

その下に世帯主の名前を書きます。
世帯主とは世帯の代表者(主に生計を立てている者が一般的)のことです。1つの家でも2世帯住宅のように生計が別になれば世帯は別になります。一人暮らしだと本人が世帯主ということになります。

世帯主は住民票で確認することができますが普通は省略されてしまうので住民票を取り寄せる際に省略されないようチェック蘭にチェックを入れておきましょう。

本籍

養子(養女)になる人の戸籍謄本で登録されている住所を書きます。
「番地」か「番」で当てはまらない方を棒線で線を引いて消します。
その下に筆頭者の名前を書きます。

筆頭者とは戸籍の筆頭(一番上)に記載されている人のことをいいます。(ちなみに戸籍筆頭者が死亡したとしても、その戸籍に一人でも残っていると、死亡後もその死亡した人は戸籍筆頭者であり続けます。)結婚する際、自分の姓を変えなかった人が戸籍筆頭者になります。

筆頭者も住民票で確認できますが普通は省略されてしまうので世帯主と同様に取り寄せる際に省略されないようチェック蘭にチェックをしておきましょう。

父母の氏名、続き柄

養子の父母の名前をそれぞれ書きます。こちらも養子が男性の場合は左、女性の場合は右側に記載します。父母は養子(養女)になる人の出生時の父母のことです。父母が離婚している場合は、現在のフルネームを書きます。

その横に続き柄を書きます。2番目の子の場合、次男、次女ではなく二男、二女と記載すること。

入籍する戸籍

当てはまる場所に1つチェック(レ)を入れます。

□養親の現在の戸籍に入る
養親が筆頭者、またはその配偶者で、未婚の子が養子(養女)になる場合で養子(養女)が養親の苗字に変わり養親の戸籍に入る場合はここをチェック。
この場合、養親の本籍と筆頭者を下の蘭に記入します。本籍の蘭は「番地」か「番」で当てはまらない方を棒線で線を引いて消します。

例)女性が子連れ再婚をして子供の苗字を新しい夫の姓にしたいときはここをチェックします。

□養親の新しい戸籍に入る
養親が20歳以上の独身者で、かつその親の戸籍に入っている場合で、未婚の子が養子(養女)になる場合。子が出来たことになるので、親の戸籍からは抜けて養親が筆頭者となる新しい戸籍が作られ、そこへ未婚の養子(養女)が養親の苗字に変わって入ります。3代戸籍が禁止されているため、このような手続きが必要になります。

例)20歳以上の独身者が、養子(養女)を迎える場合はここをチェックします。
この場合、下の蘭に養親の新本籍と筆頭者を記入します。
本籍の蘭は「番地」か「番」で当てはまらない方を棒線で線を引いて消します。

□養子夫婦で新しい戸籍と作る
既婚者で戸籍の筆頭者が養子(養女)になる場合。既婚者は親の戸籍には入れませんが、養親の苗字に変わるため、養親の苗字で新しい戸籍を作ります。そして夫婦同氏の原則により配偶者も同じ苗字になって新戸籍に入ります。子供がいる場合は元の苗字で元の戸籍のまま。
この場合、下の蘭に養子夫婦の新本籍と筆頭者を記入します。
本籍の蘭は「番地」か「番」で当てはまらない方を棒線で線を引いて消します。

例)夫を筆頭者としていた夫婦で夫が養子縁組をした場合、その夫婦は揃って養親の苗字を名乗ることとなります。つまり、養子縁組前の養子夫婦の戸籍は除籍され、新しい戸籍を作ることとなるわけです。

□養子の戸籍に変動はない
例)子連れ再婚する際、その女性を筆頭者としたまま再婚し(つまり男性の苗字が変わり)、その女性の子供と再婚相手が養子縁組をした場合です。
この場合、入籍する戸籍または新しい本籍地と筆頭者の欄は空欄です。

監護すべき者の有無

養子(養女)になる人が15歳未満の場合に記入します。
連れ子を別に監護する人がいる場合は当てはまるものにチェックを入れてください。
例)離婚した際、親権者と監護者を分けていた場合。

それ以外の場合は「上記の者はいない」にチェック。

届出人署名押印

養子(養女)となる人が15歳以上の場合に書きます。
本人が届出人となりますので、必ず自分で署名、押印してください。
15歳未満の場合は空欄です。

届出人

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養子(養女)となる者が15歳未満の場合にのみ記入。
届出人とは届書を持参する人のことではなく、書類に署名欄に署名・押印する資格のある人です。養子縁組届けには届出人を記入する欄が3箇所ありますがそれぞれ届出人の資格が異なるので注意してください。この蘭の届出人は「父、養父、母、養母、後見人、特別代理人」のいずれかを指します。

資格

届出人は父、養父、母、養母、後見人、特別代理人で当てはまるところにチェック(レ)を入れます。
ちなみに親権者に養父、養母というチェック欄があるかというと、養子縁組したあと、更にその養子が別の養親と養子縁組をする場合(これを転縁組と言います。)の届出人となる可能性があるからです。これから養父、養母になる人が届出人になることはできないので注意。

住所

届出人の住所を住民票の通りに書いてください。
本籍の蘭は「番地」か「番 号」で当てはまらない方を棒線で線を引いて消します。

本籍

届出人の現在の本籍と筆頭者名を書きます。
本籍の蘭は「番地」か「番」で当てはまらない方を棒線で線を引いて消します。

署名、押印、生年月日

届出人本人が自分で署名・押印をしてください。
生年月日は「平成」「昭和」などの年号で記入します(西暦やH,Sはダメ)。年号があらかじめ記載してある書式は当てはまらない年号を棒線で消します。

養親になる人

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これから養親になる人の情報を書く欄です。

氏名・生年月日

養親になる人が男性なら左側に、女性なら右側に名前、ふりがな、生年月日を書きます。
生年月日は「平成」「昭和」などの年号で記入します(西暦やH,Sはダメ)。年号があらかじめ記載してある書式は当てはまらない年号を棒線で消します。

住所・世帯主

住民票で登録している住所を書きます。
「番地」か「番 号」で当てはまらない方を棒線で線を引いて消します。
その下に世帯主の名前を書きます。

本籍

戸籍謄本で登録されている住所を書きます。
「番地」か「番」で当てはまらない方を棒線で線を引いて消します。
その下に筆頭者の名前を書きます。

その他

その他蘭は役所で養子縁組届の用紙をもらった際に何か書かなければいけないのか聞いてみると良いでしょう。なければ空欄でOK。

新しい本籍

養親となる人が戸籍の筆頭者、またはその配偶者でない場合に記入します。
「番地」「番」で当てはまらない方を棒線で消します。

届出人署名押印

ここでいう届出人はこれから養父、養母になる人のことです。
署名と印鑑を押します。必ず本人が署名すること。

証人

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証人は2人必要です。(20歳以上の人で養子(養女)になる人、養親になる人、届出人を除く現存する人)。

署名、押印

必ず証人本人が署名、押印すること。

生年月日

生年月日は「平成」「昭和」などの年号で記入します(西暦やH,Sはダメ)。年号があらかじめ記載してある書式は当てはまらない年号を棒線で消します。

住所

証人の住民票で登録している住所を書きます。
「番地」か「番 号」で当てはまらない方を棒線で線を引いて消します。

本籍

証人の戸籍謄本で登録されている住所を書きます。
「番地」か「番」で当てはまらない方を棒線で線を引いて消します。

最後に

最後に用紙の枠外に用紙に使った印鑑の捨印を押しておきましょう。この捨印があることで記載された項目に誤りがあるとき、役所の方で訂正してくれます。なければわざわざ役所に出向いて修正しなければならないので面倒です。(念のため、保証人の捨印も押しておくと良いです。)

追加:良くある質問

Q.記入する際、間違ってしまった場合は?
A.二重線を引いて訂正印を押せば良いです。

Q.養子(養女)になる人が20歳未満の場合は家庭裁判所の許可が必要?
A.未成年者を養子とする場合は、家庭裁判所の許可が必要です。ただし、自分または配偶者の子や孫等を養子(養女)とする場合は家庭裁判所の許可は必要ありません。

Q.普通養子縁組とは?
A.戸籍上は実親との関係は残り、二重の親子関係になる縁組のことです。
これに対し、特別養子縁組は、養親の養子となることで実親との親族関係が失われます。

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とりあえず何か書いてく?(・ω・`)

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