「里見忠義主従の廟」は里見忠義(さとみただよし)とその家臣を祀った廟【たまや、みたまや】です。毎年関金町では里見忠義を偲んで御幸行列という行事が開かれます。里見忠義主従の廟のすぐ脇に家臣たちが眠っているとされる大きなシイの木があります。
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里見忠義とは
里見忠義とは安土桃山時代から江戸時代初期にかけての大名です。安房国(千葉県)から幕府より突然国替えを言い渡され、伯耆倉吉藩(倉吉市)にやってきました。
このとき、幕府からは3万石を与えられるという決定があったにも関わらず、実際にはわずか4千石余しか与えられませんでした。
さらに鳥取藩主の池田光政にその4千石も取り上げられて最終的に山守地区(堀村)へ追いやられてしまいます。このころから病気がちになって29歳の若さで悲運の死を遂げました。
3ヵ月後に里見家の家臣たちは後を追って殉死。その里見忠義と家臣6人が祀られている祠があるのがこの廟です(家臣は7人、8人など諸説あります)。
これを現代風にいうと、若くして会社の重役だったサラリーマンが突然会社から単身赴任を言い渡され、赴任先に行ってみたら給料が10分の1カットされ、更になんだかんだでその残りの給料のほとんども取り上げられた上に降格させられるほど苦痛なことなのです。病気にならない方がおかしいですね。
アクセス
里見忠義主従の廟は山郷神社からも歩いて来ることができます。案内図に沿って行くと駐車場があり、山をぐるっと回って登っていくと六人塚見えます。六人塚のすぐ脇にそびえ立つシイの木は何とも見ごたえがあります。
里見忠義主従の廟
所在地:鳥取県倉吉市関金町堀2846−1
アクセス:車で関金庁舎から県道45号線を山守方面に約10分。山守郵便局の辺りに標識が出ているので右折して(小鴨川を渡って)すぐ
所在地:鳥取県倉吉市関金町堀2846−1
鳥取県倉吉市関金町堀2846−1
アクセス:車で関金庁舎から県道45号線を山守方面に約10分。山守郵便局の辺りに標識が出ているので右折して(小鴨川を渡って)すぐ
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