「心が強い人」の人生は思い通り神メンタル~著:星渉
願望実現の王道を教える本です。
この本を読むメリットは3つです。
・願望実現の方法が理論的に分かる
・自己評価が上がる
・人生が思い通りになる
もう知っているよ、と思っても意外と忘れていることも多いので為になります。
この中でわたしが為になるなと思ったポイントを紹介します。
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願望達成に必要なことはもう決まっている
自分が思い通りに生きたい!みんなそう思っていますが、全然思い通りになっていない人がいます。そんな人はただ何も考えず、日常を繰り返していた結果、思い通りになっていないのです。
ではどうやって現実を変えていくのか?
まずは以下の公式を覚えておいてください。
公式:現実(未来)=目的地x手段xメンタル
この3つです。全ての現実はこの3つが影響して決められているということです。
目的地が分かってない
あなたが実現したいことは何ですか?
この質問に即答できない人は公式の目的地をわかっていません。
例えばタクシーに乗って「どこまで行きましょうか?」
と聞かれて「分かりません」ではタクシーの運転手はお手上げです。
ただ何も考えずに日常を過ごしている人は
「とりあえずどこでも良いから走って」と言っているようなものです。
目的地がはっきりしているほど、ゴールは早くなります。
タクシーの運転手に「関東方面に向かって」と言うのと、「新宿駅の南口」というのでも到着までに大きな差があります。
なので最初にすることは「できるだけ目的地をはっきりさせる」ということです。
1年後、どうなっていたいのか?
3年後、どうなっていたいのか?
5年後、どうなっていたいのか?
どこで、誰と、どんな場所に住んで、どんなことをして過ごすのか?
「お金持ちになりたい」
「今より幸せになっていたい」
「いい人と出会いたい」
「自分を変えたい」
これでは曖昧すぎるので、詳細に
「1年後には月収100万円を稼いでいて少し田舎(山の中腹の平地)のログハウスに今の家族と住み、月に1度は旅行に出かけている」
という感じです。
「ここ以外ない」というくらい目的地を明確に設定すること。
目的地から常に目を逸らさない(忘れないようにすること。
この2つが重要なのです。
手段は自動的に見つかる
手段についてはそもそも目的地が決まっていないと見つかりません。
そして、目的地が決まると、それに合わせて自動的に見つかります。
だから手段を躍起になって探す必要はないということです。
メンタルを鍛える
先ほどのタクシーの例を取ると、「新宿の南口まで」と言ったら
「え?新宿?遠いなぁ、そんな長時間運転したことないし絶対体力もたないよ。しかも都会を運転するなんてとてもじゃないけど自信がない。。。そもそも運転手になって間もないし、何かあっても責任取れないよ。やめましょうよ」
と言われたらどうでしょう?
と言われたらどうでしょう。これがメンタルです。
目的地も手段も手に入れた。でもメンタルが弱いとたどり着くのが困難です。
このメンタルは自己評価の高さになります。
「自分ならできる」「できて当然」と思っているのか、
「まだ早い」「できない」と思っているのか。
自己評価によって実現するかどうかが左右されるというわけです。
ちなみに自己評価=「自己肯定力」x「自己効力感」です。
「自己肯定感」はどんな自分でも好きだと思えるか?
「自己効力感」は自分はできる、と実感できる感覚です。
なぜそれをしたいのか?
次に目的地の理由を探ります。
なぜそうなりたいのか?と言うことです。
新宿に来たけど目的もない、じゃあなんで来たのか分かりません。
理由がなければ成功できる確率も低いです。
今はまだ時期ではないということかもしれません。
視覚に訴える
人間が得ている情報量は
視覚が87%
聴覚7%
触覚3%
嗅覚2%
味覚1%
と言われています。
つまり、目的地(なりたい自分)は視覚的に訴える画像が良いのです。
自分がなりたい人、欲しいものなどでなるべくイメージに近いものを集め、1日1回見るようにします。毎日見ることで目的地忘れないようにします。
目標を毎日立てるけど何も達成できないのは、能力がないのではなく、単に忘れているだけなのです。
今と未来の自己評価を見てみる
メンタルで大事なのが自己評価です。
ここで今の自分がどんな人間なのか?を紙に書き出してみます。
次に、未来に夢を叶えた自分の自己評価がどうなっているか想像して書いてみます。
すると今と未来では自己評価が違っていることに気がつくでしょう。
気がつくことが大事です。気がつけば、意識的に未来の自分の自己評価で生きることができるようになります。そうすると現実が自己評価に追いついてきます。
未来の自分の1部を体験してみる
未来にこうなりたい、というイメージができたら今度はその1部を実際に体験してみます。
例えば住みたい家に近いモデルハウスを内観しにいく、未来自分が履いているだろう靴を買ってはいてみる、未来自分が使っているだろう食器を使ってみる、など、今の自分でもできる範囲で体験していきます。
そうすると、脳が違和感を感じ、自分が勝手に行動を変えて現実を変え始めます。
モチベーションは上げない
モチベーションは上げると必ず下がります。
だから頑張ってモチベーションを上げようとする代わりに、
「未来の自分だったらどう行動するか?」
「未来の自分だったらどう考えるか?」
を基準にします。
未来基準で考えて行動すればモチベーションは関係なく、いつでもできます。
紙に書くことが最強
多くの著名人が共通して言っているのが、「夢を紙に書く」こと。
アメリカの大学の実験データで、手書きで目標を書いた場合と、キーボードでタイプした時の夢の達成率を比べると、手書きの方が42%も達成率が上がるということが分かりました。
手で書くときの指の動きは1万種類あると言われています。
一方、キーボードでタイプする時に使う指の動きは8種類しかないと言われています。
それだけ、手書きの方が脳に刺激を与えられるということです。
一生使わない言葉を決める
未来基準で生きるときに、絶対に使わない言葉があります。
筆者が言う言葉は5つです。
「でも」
「だって」
「分からない」
「難しい」
「できない」
でも、だっては自分がやらない理由、行動しない理由に繋がります。
分からない、難しいは思考を止める言葉です。
できないはという言葉を言うと自動的にできない理由を探し出します。
この5つの言葉を禁止するだけで、現実が大きく変わっていきます。
付き合う人を変える
あなたがこの1週間で最も会う機会が多かった(一緒に過ごす時間が多かった)人を5人挙げてみてください。
その中で夢を実現した人は何人いるでしょうか?
もし三人以上いなければ付き合う人を変える必要があります。
実現したいこと、手に入れたいこと、変わりたい自分がいるならば、既にその状態を実現している人とだけ付き合えば叶うスピードは各段に上がります。なぜならその人たちはそこにたどり着く方法を知っているからです。エベレストに登頂したことがない人同士で話し合っても方法はわかりません。
登頂経験のある人がいたら簡単に分かるのです。
同じように既に自分が望む状態になっている人たちに囲まれていると、その状態を実現することのハードルは下がります。
本当の安心とは安定することではない
不安や緊張、焦りなど感じるとそれらを取り除きたいと思うのが人のサガというものです。
「こんな感情を味わうくらいなら何もせずに安定していたい」
と思うかもしれません。
でも次第に変化も刺激もない生活に飽きてきます。
自分はこれでいいのか?とかいつまでこんな状況が続くのだろう?
と感じるようになり、逆に不安や焦りが出てきます。
本当の安心は以下の3つを満たす時に感じられます。
「承認」
自分からも人からも認められること
「挑戦」
チャレンジしてワクワクを感じること
「繋がり」
幸せを感じたり、成長させてくれる人との付き合い
この3つがあって「本当の安心」を感じることができます。
まとめ
この本には不安や自信がないときにどう考えれば良いか、と言うこともたくさん書いてありましたが、私に刺さったのは夢をどうやったら叶えられるか?という部分でした。
神メンタルを持つ人は、心が強い人ではなく、捉え方が上手い人なのだということも参考になりますた。1度は読んでおきたいおすすめ本です。
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