「のうだま1」やる気の秘密~マンネリは正常な脳の仕組みでした~

なぜいつも物事が続かないのか?
どうしてわたしは飽きっぽいのだろう?
やる気を起こすにはどうすればいいんだろう?

それを脳科学からひも解いた本、それが

のうだま1~やる気の秘密~
上大岡トメ&池谷雄二 著作

です。

この本を読んで分かることは3つです。

・マンネリについて分かる
・やる気の起こし方が分かる
・続けるコツが分かる

今回はわたしがこの本を読んで分かったことをご紹介します。

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飽きっぽいのは脳の機能せいだった

いつも飽きっぽい、3日坊主だと思っている人は多いと思います。
わたしもその一人。何をしても続かない。なんて自分はダメ人間なんだ~。。。と落ち込んでしまっていました。
でも本当はこれ、自分がダメなわけではなく、脳の正常な機能だったんです。

関わっているのは脳の「大脳皮質」という部分。
飽きるというのは脳科学でいうと「順化」と言います。
いわゆる「マンネリ化」というやつです。

例えば初めてコップをみた時は感動と驚きです。どうしてこんなにキレイで透きとおっているのか?
水が漏れないのか?
でも次第に慣れてきて、感動も驚きもなくなります。
毎回驚いていたら脳が疲れるからです。
そこで脳はコップというものを学習し、覚え、慣れさせます。
そうすると、コップを見ても「あぁ、コップだ」と驚きもせずに認識できるわけです。

これが順化、マンネリの仕組みです。

このマンネリは2通りに分かれます。

・楽しくて始める⇒楽しいことがマンネリ化⇒やめる
・めんどくさくてもやらなくてはいけない⇒めんどくささがマンネリ化⇒習慣

例えば、おもちゃや贅沢な食事など、最初楽しい、嬉しいと思うことでもマンネリ化すると飽きてやめます。
わたしの場合、昔バックパッカーをしていたのですが、非日常の旅を続けていると、それが日常になってつまらなくなったことがありました。どんな刺激でも慣れるとマンネリ化して飽きてしまうのです。
他にも最初好きだった人も慣れると飽きます。
「美人は3日で飽きる」と言いますが、美人じゃなくても飽きるのです。これは脳の正常な働きと言えます。

逆にマンネリは続ける力にも変えることができます。
例えば「はみがき」。はみがきはめんどくさいけど、めんどくさいことに脳が慣れます。そうすると、めんどくさいという気持ちがマヒして続けてしまうということです。
それが習慣化です。習慣化になると「歯をみがかないと気持ち悪い」と思うようになるのです。

やる気を出す4つのスイッチ

やる気スイッチはどこにあるのでしょう?
脳科学的に言えば、「淡蒼球(たんそうきゅう)」という場所にあります。(ホントに青いらしいです)
この淡蒼球を動かすと、やる気が出てくるというのです。
ただ、淡蒼球は意識することはできません。無意識の部分にあるからです。
だから、この淡蒼球を動かす為には意識できる部分から刺激してあげる必要があるのです。

その方法は4つあり、そのどれかをすれば淡蒼球がつられて動く(やる気が出る)ようになっています。
つまり、マンネリ化したときにこれからの方法を取ればよいということになります。
それを続けると、マンネリ化がいつしか「逆にやらないと気持ち悪い」という習慣になります。

継続のコツ1(身体を動かす)

淡蒼球を動かす一番目のコツは身体を動かすことです。
最初はやる気が出ないなぁと思いながらでも立ち上がって動いてみる。
勉強であればとりあえずノートを開いてペンを持ってみる。
散歩をしてみてたりストレッチをしてみたり、、、
とにかく「めんどくさい」と思うときこそ身体を動かしてみます。

継続のコツ2(いつもと違うことをする)

マンネリ化はどんなことでも起こると分かっていれば、あらかじめ時々違うことを仕組んでおくと良いです。
例えば学校でのクラスの席替えなどはマンネリ化を防止する策です。
同じように部屋の模様替えをしてみたり、いつもと違う方法でやってみる、いつも違う場所で仕事をしてみる、というのも良いかもしれません。
とにかくいつもと違う刺激を時々入れることでマンネリ化を防ぐことができるのです。

継続のコツ3(ごほうびを与える)

気落ち良いことはまたしたくなるという習性が動物にはあります。
例えばゲームをクリアしたとき、美味しいものを食べたとき、好きなものを見ていたり聞いたりしているときなどです。

これは脳のテグメンタと言う部分が刺激されることによって起こります。
気持ち良い⇒またしたい
このサイクルに入り込むと、なかなか抜け出すことができません。

ご褒美には目に見えるもの、見えないものがあります。
【目に見えるもの】
お金、食べ物、服やバッグ、旅行など
【目に見えないもの】
褒められる、達成する、理解してもらう、好きな人に会う、好きな音楽を聴くなど

目標をきめて、途中途中にご褒美を用意しておくと良いということです。

継続のコツ4(なりきる)

何か、誰か憧れの人になりきってしまうと、脳が騙され思い込んでしまいます。
例えば今、孫正義だったら即行動するな、と思ってなりきったらやる気がドンと出ます。
薬でも効く!と思っていたら全然効果がなくても効いたりすることもあります。

なりきる、思い込むという力は淡蒼球を動かす原動力になり得るということです。

まとめ

その他にも継続をするヒントがたくさん紹介されていました。
何となく聞いたことある方法なのですが、脳科学の観点から理論的に説明されると腑に落ちました。
1読して本は無い本です。

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とりあえず何か書いてく?(・ω・`)

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